コリア Web でコンフェデ杯


■ 01/05/24(木) 25:56:29 □ スペイン戦観戦
 昨日は本当にすばらしい夏日だった。カナダでこれほど気持ちのいい夏日は 経験したことがない。アパートと違って一軒家は風通しがいいからだろう。夕 方には風がひんやりとし、焼けたアスファルトの匂いに切り替わる。夏だなあ。 カナダでも、こんな気持ちが味わえるんだな。  夜中、サッカーカフェを久々に読んでみたら、俺のコラムを読んで「カナダ を応援する」という人が2人いた。2人いるということはその30倍はいると いうことなので(ゴキブリ算)、60人くらいがカナダを応援してくれるだろ う。よしよし。 ----------------------  萌の世話をしながら、テープが届いたスペイン戦を見る。前半の中頃からは、 日本がきちんとペースを掴んでいた。ボールを持たせて、プレスで奪って攻め るという繰り返しが淡々とできて心地よい。日本の選手たちにはかなり余裕が ある。技術的に大差はないのだが、日本の問題は攻めのときの精度がぜんぜん 足りないことで、攻撃時選手間の距離があるこういう守りの試合では、長く速 く厳しいパスをスパッスパッとつなげてシュートに持って行くだけの技術がな い。1本だけならいいパスでもパシっと通るのだが、3本くらいそれがつなが らないとチャンスは生まれそうにない。したがってやっぱり、人数を押し上げ 選手間の距離を縮めないと、本当のチャンスは生まれてこないなー。  守備はなんか絶賛されていたが、シュートをけっこう打たれてるしセンタリ ングもいいのを入れられている。サイドに守備人員を2人増やしたのだからもっ とタイトにできるだろうと思う。噂のハトはたしかにいい選手だが、守備時も う少し詰めて勝負をしてほしい。しかしスペインの攻撃がこんなもんなのであ れば、うまく左右を調整して、常時4人で守れたらいいなあと思う。そんなに うまく行くわけはないのだが。  後半はかなり膠着していた。どちらにもあまりいいところなく退屈なゲーム。 日本選手は、個々のプレーに分断されたスペイン選手のやることはほとんど見 切って余裕でカットし守っているが(本当に個人能力に差はないと思う)、攻 撃では依然なにもできず。高原や中田のポストはうまいなと思うが、せっかく ポストしても後ろに返すだけではなにも起こらない。  終わり頃にはスペインのモチベーションが尽きかけており、パス回しも含め て日本の方がきれいなサッカーをしていた。スペインにとっては、一言でいっ て「手が合わない相手」という印象しか残らなかっただろうなと思う。手が合 わないとすぐにこういう停滞したゲームをやってしまうから、スペインはWC で毎度毎度格下に負けるのだ。  しかし、日本に来たブラジルBチームがこれくらいの強さかもしれんと思う と(ブラジルBの方が個人技は高いだろうが、このスペインの方がさすがにチー ムとしてこなれているだろう)、ホームで迎える日本が勝つことは充分に可能 だなとワクワクしてくる。
■ 01/05/27(金) 14:28:13 □ 蜂の巣退治
 夜、蜂の巣退治。帽子にゴーグルにコートにえりまきを巻いて、Pさんの指 示通り(?)にやったら指を刺されてしまった。うがががががとびびりつつも スプレーを吹き付け、どうにか退治する。実際危ないところだった、あんなに 蜂の巣というものが柔らかいものなのだとは知らなかった。次に同じことをす る際には、もっと安全な方法を考えなくては。ビニールの口を一瞬で確実に締 めないと、反撃を食らうのである。  夜中にアジアクラブカップ決勝、水原三星-磐田を見る。韓国のネット中継 をみつけたときにはすでに後半になっていたのだが、1点を守りながら隙さえ あれば全力カウンターを忘れないボクサーのような水原と、パッサーを全員欠 き力押し以外に手の打ちようがない悲痛な磐田との戦いは、息苦しいほどのも のがあった。磐田が7割ボールを持ちながらも、決定打は出ず終わってしまう。 磐田の方が格上なのは見て取れたが、水原三星のあの左のブラジル人と右のソ ジョンウンによるカウンターのすごさはJのレベルを完全に超えていて、名波・ 藤田・奥を欠く状態で勝てる相手ではなかったのだろう。そのカウンターで破 綻をきたさない磐田のDFも、代表より破られにくいのではないかと思わせる くらいだったのだが。くやしい。  ファウルを取ってくれない口惜しさを握りこぶしに込めて地面を叩く高原。 奴は本当に本物のストライカーだ。ここからコンフェデまでの数日で、体を休 めてくれることを祈ろう。  しかしこの韓国 TV の 24 時間ネット垂れ流し TV はすばらしいなあ。カナ ダに住む韓国人は、これをつけっぱなしにしていれば故郷とまったく同じもの が24時間見られるのである。画質も音声もいいし、韓国はネット天国なり。 番組や CM に漂うものがあまりにも日本と同じ風味で、言葉が分からなくても 見ていて楽しい。
■ 01/05/27 (日) 16:07:21 □ toddler 萌
 昨日もMの風邪が一向によくならず、またLDに来てもらって散歩に行 く。徒歩 10 分ほどで小さな小川があって、なかなか悪くなかった。Tシャツ にタイパンツだけで歩ける快適さ。  このところ萌の顔を見ていると、非常に意志的で(実際ワガママにもなって いる)、もうベイビーという感じはしないなあと思う。子供というほどしっか りしているわけでもなく、英語でいう baby - [toddler (ヨチヨチ歩き)] - child というカテゴリの toddler にしか当てはまらないようだ。今は伝い歩 きはもう自由自在で、ハイハイと併せて行けない場所はない。本人さえその気 になれば能力的に歩くことも可能という段階だが、まだ一歩しか踏み出せてい ない。二歩踏み出せば、それはすなわち toddler なのである。
■ 01/05/29(火) 25:35:59 □ 萌の二度目の風邪
 昨日は萌のデイケアを一日問題なく楽しくやれたのだが、夜になってからた いへんな夜泣きになって、夜中に二度も目覚めるという異常事態になってしまっ た。どうやらついにMの風邪がうつったらしい。  なんとか3時半に寝かせて今朝起きてみると容体は収まっていたようなのだ が、今日も昼寝から絶叫と共に目覚め、鼻水ずるずるの最悪状態となってしまっ た。鼻がつまるせいなのか、どうしても長い時間寝ていられないのだ。あわれ。 Mの容体も良化せず、一家最悪の日となる。  午後やった tempra が効いて夕方には鼻をたらしながら元気に遊んでいたの だが、早めの夕飯をやっている間に、よほど疲れていたのだろう、食べながら 寝てしまった。かわいそうに。さらにかわいそうなことには、そのままベッド に連れていって寝かせたのにまた1時間もせずに絶叫で目が覚めてしまったこ とである。最悪。ベイビー風邪クスリを買ってきて飲ませる。これで今夜はな んとか寝通してくれ。
■ 01/05/30(水) 22:44:43 □ 日本-カナダ戦
 萌回復。ほっ。  明朝は日本-カナダ戦だ。カナダ側はどえらく盛り上がっている。WC並み に燃えている。打倒ジャパン。ファンのメッセージを読んでいて涙が出そうだ。  だが現実問題、いかに主力が多く抜けてもボールキープ率で上回り、中田森 島がいる以上日本の得点は避けられないわけで、カナダの勝ちというのは非常 に考えにくい。カナダが点を取れるとしたらロブの処理ミスとセットプレーで、 一つずつあったとしても最大2点だろう。日本は中田の個人技で1点、小野森 島がらみで1点は確実に取る。よほどカナダがカチコチに守ったら別だが。日 本が先行し、カナダが追いつき、最後に投入されたサブ(中山→鈴木とか)の 得点でもう一度逃げ切るというのが理想的だな。それならカナダファンも満足 してくれよう。 ----------------------  しかし昨日のトルシエのインタビュー全文を読んだのだが、もう手におえな いなと思う。スペイン戦で気持ちを立て直し、よし守備はできた、ここからま た積み上げてくれと回りは期待しているのに、通訳ダバディ君と共にキャプテ ンマークを腕に巻いて「この腕章をしたら僕は変わった!」などといって(そ れは漫才として最高に面白いが :-)、「私は日本の間違ったサッカー文化、ス ターシステムと戦う」と宣言したのだそうだ。  誰か止めてやってくれとしか言いようがない。どこからそのスターシステム というのは出てきたのだ。中田や中村がスターになり、慢心して実力が落ちた とでもいうのだろうか。さらにフランス紙には、「私が話しても、話さなくて も、何も変わらない。日本の記者たちは独自なやり方でサッカーを分析する。 彼らのためにもう時間を裂きたくないんだ」と語り、異文化誤解をまた拡大し ている(※)。協会にこの大誤解行動を止めるだけの口を持つ人間はいないの か。スポーツ新聞の見出しと、まっとうな批評とを識別できず、疑心暗鬼から 抜け出せなくなっている。   ※ ちなみに日韓そろっての大敗で、フランスではアジア株がものす ごく下がっているとのこと、とほほ (=_=)。  同時に出た服部の『今は歯がゆいというか、俺の考えでやっていいのかとは 思う。それでベンチから「何やってんだお前」って言われるのもイヤ』という 談話を見ても、独裁&被害妄想体質のトルシエで行くよりも、いやいやおかげ さまでこれまでありがとうと言って彼を捨て進んで行く方が、健康なサッカー をできるのかもしれない。彼がここまでやってくれたことは本当に、日本に財 産として残るわけで、あとは日本人の謹直な監督に細部の微調整だけやらせて そこそこの成績を収めれば、2002 はそれでいいのかもしれん。  トルシエに任せておいた方が成績は絶対にいいものを残せるだろうが、対外 的なイメージ発信を含めた日本のサッカーの健全な発展という目標をこの男に、 なんのコントロールもできない管理職の下で、任せておいていいのかと考え込 んでしまう。チームだけでなくトルシエ自身にも画期的な成熟味が生まれるか もという期待料で日本は彼に任せてきているのだが、このフランス戦以後いつ まで経っても一向に立ち直らないあの精神構造には、まったくげんなりさせら れる。こういうトルシエの発言がネットでは完全にバイアスなしで報道されて いるのに、マスコミだけが悪いと思っている(中田のときもそうだった)ファ ンたちの近視眼にも腹が立つ。  現時点でただ一つの希望は、どうやらトルシエが今日小野を使いそうなとこ ろ。DFをいったん詰めたスペイン戦から、小野を基点にパスサッカーを組み 上げ直すというプランをトルシエが持っている可能性はあることだ。これがカ ナダ戦のみの限定攻撃バージョンだったらなにも進歩はないのだが、カメルー ン・ブラジル相手にもなにかを見せることができるなら、ぜひ見せてほしい。 君の精神構造にはまったくめげさせられるが、腕は誰もが買っているのだ。 ◇ ◇ ◇ ◇  始まった。げげ、なんとライブじゃなくて前振りを入れるためにディレイを 入れておる。くそーもう試合は始まってるのにイライラする。しかしなんかカ ナダというのは被害者意識の高い国で、ホテルは部屋が小さくタバコくさくて 最悪で、新潟と鹿島間の往復というハンディまでつけられてと、ファンの掲示 版と同じことをアナウンサーも言っている。前監督ボブは「カナダは例によっ てリスペクトを受けていない」だと。どうしてそういう些事にムキになるのか なあ。別に日本が積極的にアウェイチーム扱いをしてるわけじゃないのに。  なんか非常にスローなゲームだ。日本がボールを回しているが、全盛期の美 しさは見られない。小野がシュート、フォレストがきっちり止める。うわ西澤 のシュートをフォレストが止めた! うわー今のはまさにクラシックフォレス ト!  ブレナンが完璧に突破、センタリングは直接川口。しかしやっぱり彼は能力 が高い。抜かれたのは誰だ、しっかりせよ。カナダは今回非常にいい。中盤の マークはしっかりしているし、パスもつながっている。ペスキ頑張れ。おお俺 はどっちかというとカナダを応援している(笑)。  日本は中田がピリっとせず、小野がいい。小野の意表を突くスルーから危険 なシーンができ、そのカウンターをペスキが運び、サウザのすごいミドルにつ ながった。ドキっとしたぜ。  セットプレーからデヴォスが折り返し、フリーのサウザがシュート、日本D Fあやうし。なんか弱いなあ、今日の日本。しかしこれならカナダのファンに は喜んでもらえているだろう、よしよし。カナダが先行して中田に火がつくと いう展開を見たい。  ブレナンがまた突破! 森岡がアタマで弾き出したが、左を完全に崩されて いる。弱い日本。カナダの方が多くのチャンスを作り出している。35 分、早 くも交替で中山。誰を替えるんだろう。ことによると体調の悪そうな中田か? 上村! さっきから破られまくってたからか。今までのトルシエにない攻撃的 な交替だ。しかしDFは誰が入るんだ? 戸田?  サウザのキープからペスキのヘッド! 惜しい! デヴォスの鯨ヘッド! 川口弾く。ごーカナダ最高、持ち味出まくりです \(~o~)/。またもブレナン にボールが渡り、素晴らしいセンタリング。このブレナンはすばらしいな、こ れをステップにプレミアに行けるんじゃないか。すごい、すごい、興奮してし まう。ペスキが「こんな走ってる彼は見たことがない」というほど頑張ってい る。頑張れ、足が止まるまで行け。 ----------------------  ハーフ。しかしトルシエは後半どうするつもりか。とりあえずハトを入れて ブレナンを止めないことにはどうにもならんだろうが(伊東はなにやってるん だ?)、攻撃のヘボさはどうするのか。中山を入れたのは早すぎたんじゃない だろうか、この上別の手は打てるのか。  交替なしか。うーむ。全然変わらない。中田がよくない。オリンピック時並 みにぱっとしない。もうゲームメイクは小野にまかせて中田を下げ、....... しかし交替が思い付かない。誰もいない。うーん。まあいいやこれはカナダの ゲームとなれば。  中山がFKを取る。これは小野が決めるなー。決めた。これしか日本が点を 取る手はないよなあ。気の毒なカナダ、追いついてくれ。中山がチームの流れ にフィットしてきて、いいところでボールをもらい始めている。その中山がま たボールを引き出しセンタリング、森島が折り返して西澤が決める。美しき日 本の得意パターン。あれを止めたら、フォレストここにありと世界に言えたの だが。  気落ちしたカナダ、あっという間に勢いが止まる。伊東を下げて明神、これ でブレナンも完璧に止められてしまう。トルシエの積極策は久々にばっちり当 たっている。というか、こんなにファンが思うよりも早く手を打つトルシエは 見たことがない。もはやカナダに打つ手はない。うーむ。  そこから後は、日本が落ち着いてしまい、浮き足立ったカナダにチャンスは なし。ペスキを始め皆疲れてスピードが落ちている。ザウザに代わりコレズィー ン。中田も下がり三浦。中田はいいとこなしであった。  小野から森島に完璧なスルーが通り、きれいにゴール。DFのマークミスか らだが、フォレストの神通力は怪我で消えてしまったのだろうか。ああいう絶 体絶命のピンチを、ゴールドカップで止めまくった彼なのだが。はあ。カナダ にとっては、1st にあった多くのチャンスを決められなかったのが痛かった.. ..って、これは日本がいつも思うことなのだが。  全体的にいって日本はぱっとしなかったのだが、小野と中山(と森島)とい う才能の差がゲームを決めたということだなー。しかしカメルーンとブラジル 戦で前半のようなゲームをしたら、日本はあっという間にガンガン点を取られ、 修正しても間に合わない。しっかりしてくれ頼むぜ。
■ 01/05/31(木) 22:33:36 □ カナダ側の反応
 昨日の試合に興奮した母さんがファックスを送ってきた。「こないだフラン スに負けたときはもうどうなるかと思ったけど、短い間に強くなったねー」。 相