【Journal】M弟の報われぬドラム


■ 02/06/19(水) 14:34:06 □ 帰国
 着きました。ふー。萌は道中、東京駅→成田、そして飛行機内のほぼ全行程 寝てくれた。助かった。俺たちはちゃんと座ることも本を読むこともできなかっ たが、萌さえ万全ならなんでも我慢できる。  留守中レガシィを使っていたSHから車を絶賛され、ふふふとほくそ笑みな がら帰宅。萌はさっそく自分のおもちゃで遊び、MK&BRにトトロのビデオ を見せている。  19:00 皆で昼寝して目を覚ました。なんか日本でのバケーションから帰っ たというよりは、長くつらい難事がやっと終わり、今日からホリデーだとい う感じがする。
■ 02/06/20(木) 13:11:44 □ 日本への恋しさがつのる
 萌は昨夜寝てから12時間経っても起きない。やはりよほど疲れていたんだ ろうなあ。この爆睡で疲れがすっかり抜けてくれたらいいのだが。  萌機嫌よく目を覚ます。よし。 ----------------------  日本で仕入れてきたコリンマクレーラリーはほとんど文句がないデキ。GT2 に比べたら挙動がヘボいのだが(リプレイを見ると比較にならないくらい車の 動きが不自然)、ラクにコントロールしてラインを狙えるので気にならない。 「こんなスピードで行ってこの先本当に大丈夫なのか?」と、コ・ドライバー の指示を信じて突っ走るラリー感が非常によく出ている。さすがに英国製。コ リンマクレーが速すぎて追いつけないので、マキネンやバーンズのタイムを見 ながら2位狙いで走るという感じが楽しい。  クラッシュバンディクー2は、絵はすばらしいが難しくて興ざめする。ジャ ンプ・スピン・スライディングと攻撃方法が3つあるのだが、どれも間合いが 難しく、紙一重で失敗すると一発で死んでしまう。ソニックみたいに簡単には 死なない工夫が絶対に必要な類のゲームなのに。萌とBVの子供たちのために 買ったのに、これじゃ誰もプレーしないなと思う。  疲れが抜けて日常のペースを取り戻し、WC序盤のネット記事を読み始める と、これを見ていた日本はやっぱりそれなりに楽しかったなという気持ちが湧 いてくる。WCから消えてしまった日本チームへの郷愁もあり、もっとあそこ にいたかったという恋しさがつのる。もう一度飛行機に萌を乗せてあの移動を する気は10年くらいしないが、萌をみんなに見せてやれて本当によかったと 思う。 ----------------------  萌が寝てくれないのに付き合って1時半まで起きていて(ブラジルが個人技 で英国を翻弄するのを見ていた)寝たのだが、4時半になぜか目が覚めてしまっ た。俺にはほとんどないと思っていた時差ぼけがやっぱりある。ドイツ-アメ リカ戦がやってるなと起き出して見る。アメリカは本当に強い。サッカーチー ムとしては華がないが、優れた11人のアスリートが手間を惜しまず働くのを 見るのは気持ちがいい。このドイツになら勝てるポテンシャルはあるだろう。  USAは対等にやってはいたが勝てなかった。まあベスト4になられちゃW Cの格が下がりすぎるので、これでよしか。
■ 02/06/21(金) 09:09:53 □ 韓国おそるべし
 韓国がスペインも破ってベスト4に進んでしまった。ちょっといくらなんで もこれは行き過ぎだと思うのだが、実際に五分に渡り合えてしまうのだからも う応援するしかない。いったいこの監督は韓国になにをしたのだろう。大活躍 しているパクチスンなんて、Jリーグでもそう話題にならない程度の選手でし かなかったのに、前園の全盛時の切れと前園にはなかったインターナショナル な実効性を兼ね備えている。欧州一流選手のすさまじいプレッシャーを受けな がら、どの選手も平常心が足の先までみっちりと詰まって、動作にブレが一切 ない。これほどの研ぎ澄まされた自信を、ヒディンクはどうやって植え付けた のだろう。それを知りたい。
■ 02/06/22(土) 13:35:41 □ 韓国問題
 セネガルが破れてしまった。トルコはやはり強かったのだが、あの試合に首 尾よく勝ってさえおけば日本も....と考えてしまう。悔しさを止められない。  3日かけて主要サッカーサイトの記事は Q ファイナルまで追いついた。韓 国については、レフェリーの誤審がずっと絡んでの勝ち進みなので(※)、面 目をつぶされている欧州とジェラスな日本から「韓国陰謀説」が噴出している。 そんなことはありえないので、あのとてつもないホームの熱狂から生まれる偶 然なのだろう。なんにせよ韓国がギリギリのところで戦えるからこそ、誤審が 騒ぎになるのである。イタリーなんか実際、勝ちに行って負けたのならまだし も、1点差で逃げようとしての采配ミスで押されて負けたのだし。 (※)ネットで騒ぎになっている誤審のうち、トッティの退場とス ペイン戦のライン割れは誤審だとすぐに気付いたが、その他 はなにがファウルなのか適切なリプレイがなく分からなかっ た。今回の WC では疑惑シーンのリプレイ放映が極度に制限 されているんじゃないかと、母さんとイタリー戦の夜話して いたのである。
■ 02/06/25(火) 12:17:18 □ さらばコリア
 昨夜録画しておいたコリア-ドイツを見る。アンジョンファンとソルギヒョ ンが入っていないが、序盤コリアの方がいいサッカーをしており、あわてずじっ くりとゲームをコントロールしている(ドイツも同様)。やっぱりこのチーム はすばらしい、俺はこのコリアを応援せずにはいられない。  15 分過ぎ、サイドを崩す得意パターンが機能し始めたドイツが押し始める が、コリアはきちんとシュートまでつながるカウンターで対抗している。右を 走るチャドゥリとアンの代役の若い選手がはつらつとしていい感じ。  ドイツ FW がゴール前で派手に倒れる。この試合は裁定が異常に注目されて るわけだが、笛が鳴るたびに(あるいは鳴らないたびに)どちらに有利な裁定 かなどと考えるのは馬鹿らしい。それを馬鹿らしく思うから俺は『誤審』に鈍 感なのだろう。判定は PK もダイブも取られず。CBC の解説英国人は、「足が 当たったかもしれないがあんなに大袈裟に倒れることはない、ダイブを取るべ きだ」との見解。もう審判に気を遣う必要はまったくない。それで正しい。  ドイツが力とスピードでゴリゴリと押し始めた。がコリアはスペインが一番 いいときにすらも押し込まれ切りはしなかったので、落ち着いている。以前の コリアならボールを奪うごとに全員が前にドタバタと進んで体力とボールを失っ ていたのだが、非常に抑制が効いている。そう簡単には崩せないが、無理もし ていないところがよい。  前半終了間際は完全にドイツのもの、だがまだ完全には崩されていない。ス ペイン戦ではこういう状態から後半復活してみせたので、まだまだ大丈夫。 ----------------------  後半、ドイツがコリアの力は見切ったというようにやや落ち着いてしまった。 スピードを落として圧力を高めている。もうちょっと攻め急いでくれた方が、 コリアとしてはやりやすいのだが。レフがドイツのファウルを2度続けて取っ てくれず、スタジアムが吠えたところで怪我をしているらしいアンジョンファ ンが入る。次いでもう1人交替。コリアが押し返せなくなっているこの状況を 変えられるか。  65分、コリア疲れた。ドイツの攻撃も凡庸だが、厳しい展開。ビエルホフ が入る。そこから10分ほど一進一退が続き、コリアのミスからカウンターを 許しドイツにゴール。あと15分、漢口の奇跡パワーが今回も出るだろうか。 ソルギヒョンが入る。こいつがなんといってもコリアのキーマンだったので、 ここまで欠いていたのは痛かった。そのソルギヒョンの華麗な切り返しからの 大きなチャンスが出るも実らず、ゲーム終了。最後は格上のチームに格下が負 ける試合の、典型的な匂いに陥っていた。コリアももう、ここからさらに前に もがき進むほどのモーティベーションはなかったのだろう。お疲れ様でした、 そんな空気がスタジアムに漂っていた。
■ 02/06/29(土) 11:19:09 □ 韓国−トルコ
 韓国−トルコ:どわーいきなり失点。これはミスをしたホンミョンボのため にと全員よけい燃えるのでは。だがターキーがうまくて韓国はリズムに乗りか ねている....と思っていると、木村和志を若くしたみたいな韓国左WB選手が すぐさまFKで取り返してくれた。えらい。これは3位決定戦には珍しい面白 いゲームになりそうだ。どわーすぐさまトルコが美しいカウンターで2点目! すごいー。今のはトルコのファウル(全員が一瞬静止した)を審判がなぜか流 してのカウンターだったのでまた論議を呼びそうだが、得点自体はハカンシュ キルの技によるセットアップだった。  コリア炎の反撃。アンジョンファンの切り返し2発を入れたシュート! 惜 しい。コリア選手の技術は日本とあまり変わりないように思えるのだが、その 技術がいつでもここぞというところで【ブレなく】出るのがすごいのだ。たと えば柳沢も高い技術を持っているだろうが(ペルージャ会長は今シーズン前に アンを捨てて柳沢を取ろうとしたのだ)、代表のゲームでそれを見せるだけの 器の大きさがないのである。このハートの強さが、今の韓国チームの強さなの だろう。  コリアが押し込みトルコが2〜3人でカウンターを狙う展開が続く。トルコ のちょんまげ男が3点目! さすがの赤いサポーターも静まり返る。ハカンシュ キル→ちょんまげによる2点目だった。BBCアナは「なぜトルコはここまで この二人のセットを生かさなかったのだろう」と唸っている。たしかに、この 2人のコンビネーションはすばらしい。  コリアが1点を返すがオフサイドを取られる。そのまま前半終了。コリア攻 撃陣のコンディションはセミファイナルよりよく見えるのだが(特にセミで休 んでいた2人のFWはいい)、歯車はたしかに狂っている。DFは欧州FWに 翻弄されるアジアレベルまで落ちている。 ----------------------  後半、ホンミョンボが下げられた。たしかにDFを立て直さなければゲーム にならない。ホンミョンボにとってはつらいWC最後のゲームとなったわけだ が、キャプテンとしてセミまで進んだのだから悔いはないだろう。  最後の 20 分はトルコが逃げ切りに入り、韓国のシュート雨あられとなった。 最後の最後に1本だけ入り、ゲームセット。シュート力が日本と韓国ではまる で違う。打つ打つ枠に飛ぶ飛ぶ。日本はトルコ相手にシュートを打つことすら できなかったわけで、負けたとつくづく思うのであった。  試合が終わるとすぐさまトルコ選手たちはユニフォームの交換を求め、韓国 選手と互い違いに肩を組んで、一つの列を作り上げた。ああ、これはいい。観 客の声が降り注ぐ。涙が出そうになる。トルコ人っていい人たちなのだなあ。 コリアのユニを来て、大極旗を振りながら走っているトルコ選手に、巨大なト ルコ国旗を韓国サポーターが応える。3位決定戦の相手がこの国でよかったで はないか我が隣人よ。
■ 02/06/30(日) 26:37:42 □ さよならワールドカップ
 WCが終わった。WC決勝というのはなんかいつもせつなくて、どちらが勝 つシーンも見たくないような気がする。失点をするまではドイツが持てるもの すべてを出し切っていたので、その努力が報われるシーンを見たいとは思って いたが、結局天才たちの技術に組み伏せられてしまった。ドイツに真ん中で勝 負できる天才が1人いたら勝てただろう。これでおしまい、さよならワールド カップ。次は 2006 年。日本はもっと強いチームを持てるだろうか。
■ 02/07/01(月) 13:32:20 □ カナダデー
 カナダデー。PoCo 市のカナダデーセレブレーションに行く。バンドとホッ トドッグスタンドが出て、天気はよく Pit River が遠くに見える公園で、な かなかよかった。バンドに合わせ踊る萌の写真を撮っている人が多かった。
■ 02/07/07(日) 12:23:30 □
 今日は久々にBV家に行くのだが、雨になってしまった。萌のプールもお預 けである、残念。 ----------------------  BVの家にホームステイしている日本の中学生ボーイズたちの通訳を頼まれ て行ったのだが、彼らは物静かな少年たちであった。俺とは親子ほども(泣) 年が離れているわけで、なにを話したらいいのか分からなくてあまりコミュニ ケートできず。だがまあ彼らが英語の勉強で来たのであればまったくの無駄だ と思うが、実際はそうじゃなくてなにかスペシャルな体験をしにきただけのこ となのだろう。であればBVは親切できれいなお母さんだし子供たちは皆やん ちゃでかわいいし、きっと思い出深い旅だったのだろうと思う。
Jul 9(火 ) 0:16 pm □ サンシャインコーストでジャムセッション
 3:39、現在 Gibson のST(Mの弟)家で晩飯を作成中。STの家は素晴ら しい。なるほどこれならKRがわざわざフェリーに乗ってバンクーバーまで仕 事に通う(片道2時間!)気持ちは分かるという、断崖に作りつけられた絶景 の家なのだった。二階の窓からは海と山しか見えないのだからすごい。バンクー バーを基準に考えればやはりここに住むというのは物好きの沙汰だが、3万の 人口を抱え大きなスーパーなども完備していて、住んでしまえば都らしい。 ----------------------  夜STのジャムセッションに参加する。これが今回の旅の目的なのだ。ほん とのフリージャムなのかと思ったら、ちゃんとしたジグ(ケルト風フィドル音 楽)・バンドのまじめな練習なのだった。邪魔しちゃ悪いなと思ったが皆がや れやれというので、どうせ持っていった俺のアコギじゃほかの人には聞こえな いことでもあり、何曲か参加する。ジグというのは転調の嵐でむちゃくちゃ覚 えづらいのだが、技術的にはギターはひたすらザクザクとカッティングするだ けでなんてこともないので、リーダーのギターを見てコードを拾いながらスパ スパと弾けて気持ち良かった。  ―――しかしSTのドラムはこのバンドにはもったいないくらいイイ。俺が やっていたドラマーたちよりも技術屋っぽさがあって、もうちょっとロックに 弾けてくれた方が好きだなと昔は思っていたのだが、技術屋度がさらに進んで もはや職人のようになっていた。風呂オケを鑿で削る職人のように、ブラシで スネアからきれいにリズムを削り出していた。快感を感じる。電話一本で来て くれてこれだけ手抜きのないドラムを叩いてくれるんだから、音楽教師でお金 持ちだというこの人たちは(この辺は音楽熱がめちゃ高くて、3割もの人口が 楽器を弾けるのだという)、プロドラマーであるSTに給料を払うべきだよな と強く思うのだった。
Jul 10( 水 ) 8:42 am □ STの報われぬドラム
 のどが乾いて目が覚める。なんと朝8時半なのにすでに暑い。すごい真夏日 になりそう。昨日久々にバンドでギターを弾いたので、ギター筋が疲れて腕が 張っている。今夜のジャムは、オールドロックなのだそうだ。  昨日のバンドなんか、なんでペイしてもらわないの、あのクオリティのドラ ムを叩いてるんだからプロとしてもらって当然なんじゃないのとSTに聞いて みると、「いや、ああいう楽しみでやるバンドは俺も楽しみで参加してるんだ よ。もっと別の、たとえばこないだやった音楽学校の子供の演劇のバックバン ドなんかは、ビジネスだから当然払ってもらったけどさ」とのこと。今はもう 夜中の清掃業がメインで、音楽は副業と決めてるんだそうだ。金の取れるライ ブはやはり週末だけしかやれないらしい。  が、実際はKRの収入だけで十分以上にやっていけるらしく、夜中の仕事は 「他になにもせずに年中ジャムだけやってるなんて馬鹿げてるから、音楽にか ち合わない時間の仕事をきっちりやりたい」という理由でやってるんだそうだ。 おかげで貯金がたまって仕方がないとのこと。夜勤で苦労してるわけじゃない のだと聞いて安心したが、しかしあのドラム腕前は惜しいなあと思う。せめて ドラム教職をやれないんだろうか。昨日のギターおじさんが音楽学校の先生な ら、STのドラムなら教わる価値はもっと高いだろうと思う。でも演奏技術と 指導技術は別であり、またドラムの教職は需要がないんだそうだ。 ----------------------  海辺の公園に行った。ベリーナイス。やっぱり水は冷たくて、泳ぐことまで は無理だった。BCはきれいなサンドビーチにならないようで、いろいろな堆 積物がたまったダークでロッキーな浜になっている。それでも貝などを探しな がら萌と浜辺をチャプチャプと遊ぶ。仕込んでいった食べ物もおいしく、文句 なし。ハッピー。 ----------------------  夜ジャム第2弾、今度はブルースロックバンド。ありがたいことにやる曲が みな単純3コードで、ストラトを借りてリズムギターを刻む。エレキギターを まじめに弾いたのは7〜8年ぶりなのだが、。もともと技術の高さを誇ってい たわけではないので(笑)、腕はぜんぜん落ちていない。昔とまったく同様自 由自在にリズムを刻み、ソロを取れるのであった。  US フェンダーのストラトは中高音がサスガという感じのいい音がしていた が、弦が細くセッティングが甘くて5・6弦がまったく鳴らず、バンド用のリ ズムが出ない。このギターに触ってみれば分かるとおりギターの人は、いい人 だったのだがまったくのアマチュアで、ベースマンもしかり。昨日のバンドも ベースマン以外は皆アマチュアだと思ったのだが、STがこんなにテクの低い 人々とやっているとは意外だった。まあそれは仕方がないから気にせずに、ギ ターの人をカバーするリズムをSTのドラムと共に刻んでいた。ドラムとリズ ムギターだけは、どこに出しても恥ずかしくないドライブである。気持ちよし。  そのうち俺はもらったタバコで超ストーンしてしまい、リズムキープどころ か立っていることもできなくなってしまいリタイア。あと1時間ほどはただS Tのドラムに耳を澄ませ、うつむいて頭を振っていた。ストーンした体にもう ぐわんぐわんとSTのリズムが染みとおる感じで、『たしかにこれが快感とい えばいえるかなあ、そういえばストーンしている連中は必ず、まさにこうして うつむいて頭を振っているよなあ....しかしやっぱり覚醒したままだってこれ くらいのリズムの境地に入っていかなければイカンよなあ....』などといろい ろと考えていた。  帰り道まだ強力にストーンしていたのだが口はやっと動いたので、「なんか、 ああした人たちと一緒にやるには、辛抱が足りなくて俺はモーティベーション を保てないよ。STは寛大なのかね」というと、彼は「いや俺は毎日とにかく ドラムを叩きたいんだよ。いいミュージシャンだけ選んでたら週に一度しかや れないからさ」と答えた。なるほど。「―――ドラムというのはその点、単独 で完璧なリズムを作り出して没頭できるから、ギターよりも我が道を行けるの かもね。実際STを見てると他の2人がどうであろうと、内なるリズムを求め てトラックみたいにゴゴゴと突き進んでるもんね」―――などと音楽談義をし ながら帰る道。STのこのドラムとミュージックへの愛が報われてほしい。そ う強く思う。俺なんかより百倍もの愛情を彼は抱えている。
■ 02/07/11(木) 16:14:24 □ サンシャインから帰宅
 朝みなでブレックファストをとりに町に出、12 時 50 分のフェリーに乗っ て2時半に帰宅。帰りはフェリー待ちがほとんどないので意外に近いなあと思 う。STは、「またすぐに来てくれよ、今度は俺が今までで最高だと思ってる モンスターなベーシストを連れてくるから、三人だけでやろう」という。あん まりうまい人とやると恥をかきそうな気もするが、ドラムとベースがうまいト リオで俺がハッタリを効かせて『クロスロード』とかやったら、たしかに客を 入れてやれるくらいな白眉のかっこよさだろうなあと思う。そのときはさすが に家でまじめに練習してから行こう ^_^;。  Gibson の町は、海辺の1ストリートだけが観光街となっていて、あとは急 坂が多い以外は変哲もない郊外タウンであるようだ。町に魅力があるわけでは ない。この一帯にミュージシャンが大量に住み込むというのはどうしてなんだ ろう。ヒッピーのコミューンとしてそういう風土が作られたらしいが。大都会 からフェリー一本だけ隔たっていて海があり風光明媚だというのがいいのかな。 ----------------------  帰ると日本から送った荷物が届いていた。さっそくトレインセットを開ける と、もう無尽蔵のありとあらゆるレールが詰まっていて、一挙に我が家がトー イワンダーランドになってしまった。トミーのおもちゃはすばらしい。トレイ ン箱庭世界。

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