もっとエルゴノミック

■ 00/04/07(金) 14:37:02 □ KVの体操
 ガールと分かった以上名前を考えねばならぬとMと頭を突きあわせる。Mが 名前を挙げ俺がうーんそれはよくないというばかりでちっとも先に進まない。 まあお互い忙しい身でもないので、そのうちにいい名前が浮かぶだろう。週末 にはSHとLDも来て考えてくれるそうだし。  KVの体操を見に行く。ローカルの子供大会で特にどうということもなく (練習を見ているとKVはうまくいったときと駄目なときの落差が激しいみた いで、安定すれば不動の BC 代表なのだろう)、ただ奴にグルーピーがついて きているのがおかしかった。そうだそうだ、中学高校くらいのときってスポー ツができる奴は性別を問わずスターなんだよな。中学1年のとき、バスケ部の 3年生は神様みたいに見えたよとMに話す。先輩に口を聞いてもらえると、自 慢したくなるくらいだったよ。
■ 00/04/10(月) 13:43:13 □ 桜の季節
 今日はすばらしい天気で、レイクをぐるっと歩き、さらにアパートの周りの 桜の木をすべてチェックした。風情はないけどてんこ盛りの豪華な桜がたくさ んあった。この集合アパートは、うちのあたりは全然ナイスじゃないんだが、 裏手に回るとすばらしい環境に見える。たった数Mでえらい違い。  しかしいい天気だ、本格的に春だなあ。春が来るといろんなうれしい気持ち が甦る。今日はいろいろとファイル整理をし、車の手入れを少しやろう。
■ 00/04/16(日) 12:14:20 □ PC 悲劇
 最近運動不足を痛切に感じ、ストレッチをやろうと決心するが、あれって退 屈で時間がかかっていやだ―――と考えていて、昔乍らのラジオ体操をやろう と思い付く。あれならさっとやってさっと終わる。現代のストレッチほどの効 果はないだろうが、ゼロよりはましだ。  というわけでネットで MIDI を探してきてやってみると、てき面に腰が痛く なる。ということは運動が不足で体操によりストレスがかかったわけで、効果 ありと見た。ふー。 ┏━━━━━━━━━━━━┓  ┃ 恐怖のPCショート ┃ ┗━━━━━━━━━━━━┛  CPU クーラーを買ってから SFU 坂を上って桜を見に行き、手巻き寿司セッ トを買って帰り、飯を炊きつつ CPU クーラーを取り付ける。フィンの大きさ が2倍近くあっていい形なのだが、ファンの強さがさほどでもなく放熱具合は あまり改善が見られない。形状的にホコリがつまりにくいだけでもまあ進歩で はあるのだが。  で、もしかして【ファン2段重ねによる風量倍増】が可能なんではないかと 前のファンを持ち出したのが悲劇の幕開きだった。前のファンはなぜだか思い 出せないが電源がソケットじゃなくてリード線むき出しになっているので、そ れをつなごうと絶縁用のテープをはがす。このとき電源を切ってさえいればな んのことはなかったのだが、線同士がぴっとくっつきショート。マシンが止ま る。あ!  ドライブ、CD、カードと各部に電気は来ている。あちこちチェックしてもソ ケットがはずれている部分などは見つからない。弱り果ててMKに電話してみ ると、「それはまずいね」といわれる。たしかに俺もまずいと思う。「マザー が焼けちゃったんじゃないかな」。うーむそうか。それはひどすぎるな、ほん のちょっとのショートだったのに。マザーってそんなにヤワなのか? ブレー カのひとつくらいはついていないのかね。  ともかく明日MKの仕事場に行き電源をもらって試してみることとする。そ れでだめならテスト用マザーを借りてテスト。それでだめとなるとドライブ類 という、最悪の可能性が残るが。はあ。最悪デーとなってしまった。仕事を昨 日終わらせておいてよかったというしかない。 ----------------------  家にいながらにして PC とネットが使えないというのは最悪で、しかたない のでフテ風呂に2時間つかる。ついで P さんテープで大林監督の戦時中子供 映画を見る。ベリーナイス。こうした、ハリウッドの対極にある日本映画を見 ると実に心が安らぐ。普段Mの映画の見方を見ていると、演技やストーリーに リアリティと整合感がないもの、つまりこの映画みたいなものには拒絶反応を 起こすようなのだが、日本人はなぜかスクリーン上のつくりごとに対するおお らかさが作る側にも見る側にもあるようだ。国定忠治などの村芝居で、決め文 句が入り客から声とおひねりが投げ込まれるという、そういうチープ愛好文化 があるからかしら。
■ 00/04/21(金) 12:03:59 □ Win98 安定せず
 果てしない紆余曲折の果て、新ボード+K6-500+メモリ+Win98 完全クリー ンインストールでやっとどうにか落ち着く。ほぼすべてが通常どおり動いてい る。ネット巡回ができるありがたさ。K6-500 は驚くほど冷たく安定している し。Win98 も、設定をまじめにやり慣れてくると 95 にさほど劣らない環境に できそうだし、いくつかのナイスな新機能もある。  が、システムのフリーズがどうも止まらない。2年前にそうだったように、 リソースが減るとバグることが Win95 よりはるかに多い。これは仕様なんだ ろうか。また壊れたファイルを開いたりしたときにフリーズしてしまう。こう いうメモリ詰まりによるアプリケーションフリーズは Win95 でもあるわけだ が、Win98 はそれによりシステムが凍ってしまうのが弱ったところだ。ネット であれこれと情報を探してみても決定打は見つからない。
■ 00/04/23(日) 15:09:00 □ 苦節5年理想のシェルに出会う
 リソースが厳しいので、今使っているアプリランチャーより軽いものはない かと探していて、NCW というすばらしいシェルを見つけてしまった。「スター ト」フォルダをこいつにドラッグ&ドロップするだけで、「スタート」メニュー を好みの配置で【ゼロクリック】で操作でき、その上でファイル移動その他が でき、しかもオリジナルにはできない末端ファイルまで操作ができる。メモリー に情報を蓄えずディスクを読みに行くだけなのでリソースをまったく使わない。 すごすぎる。びっくりして久々にソフトウェア的興奮で震えるのだった。
■ 00/04/26(水) 14:02:18 □ 怒りの Win98 削除
 徐々にマシンが落ち着いてきたと思ったのだが、仕事アプリを全開にすると 非常に不安定で仕事が続けられない。どう見てもリソースが足りない様子。こ れは深刻。メモリを買ってくるしかないようだ。とほほ。 ----------------------  $89+tax で高価なメモリーを買ってくる。とほほ。これで速くなるわけでも なんでもないんだから泣けてくる。―――げっげー、128 積んでもリソースに 変化はなく、同等に減り不安定になる。なんということだ。俺のように常駐物 ユーティリティが大量(7〜8 個)に載っている作業環境ではどうにもならな いようだ。ここまで投資したのに......ため息。95 に戻すことを真剣に検討 し始める。締め切り仕事が差し迫っているのに 98→95 と OS ののせかえをす るという、2年前とまったく同じことを俺はやっている。 ■□ Windows 98 2年目再評価 ○ タスクバーの出来がわずかによくなっている ○ MS-IME の出来が 97 よりもよい ○ K6-500 が使える  実際 msconfig とか regcheck などの小さなユーティリティがよくできてい る以外は、これしか 98 の利点が思いつかない。K6 でいくら計算が速くても、 メモリ管理のこの悪さをなんとかしないことには、トータルで仕事が遅れるの である。  仕事の時間を考え迷いつつもファイルの移動を始めてしまった。2年前は半 日で元に戻せたのだ、今回はもっと早いはず。 ----------------------  ゴッド! なんてソリッドなんだ Win95。不安定さのかけらもない。これが 当たり前なのだが、Win98 で1週間苦労したので感動してしまう。クラッシュ 前と同等の安定性にやっと戻った。すばらしい。  Win95+K6 の情報を探していて、そういえばとネット上で Win95 をもっと も評価している山本氏のページに久々に行ってみた。案の定 Win98 はシステ ム自体がリソースを使いすぎ安定しないと彼は分析し、その解決法を探ってい た。フォントを System に変えると Windows が軽くなるなど面白い情報が満 載であった。800x600 だと System はあまりに見にくいので使えないのが残念 だが。  彼は Win95 が Linux のようにフリー OS として出回ればいいといっている。 その通りで、利益などもう上げ尽くし、OS として枯れ切った Win95 は、万民 が使えるフリードメインとする価値があるなと思う。フリーで改造可となれば、 K6 パッチなど真っ先に登場することだろう。眠い。寝よう。
■ 00/05/02(火) 13:48:30 □ 70.7 Kg
 現在Mと Doc appo。体重は 70.7kg-(+3.7kg)。このおなかは本当に最終 的にへっこむのだろうかと心配して笑われる。  PC クラッシュ後初となる大型仕事は、「Information is POWER!」という字 に札束が並ぶという、これ以上陳腐な宣伝文句は思いつけないというヒドイも のなのだが、Powerpoint という今まで使ったことのないプログラムをいじり、 自分が入力した文字がそのままスライドになっていくのを眺めるのはそれなり に面白い。宣伝ものというのは陳腐な分単純で訳はイージーゆえ、時間的に問 題はなさそう。
■ 00/05/03(水) 11:32:25 □ Word ウイルス騒動
 俺の送ったファイルからウイルスが出たという電話で目が覚める。そんな馬 鹿な、と思いつつも必死のチェックをするが引っかからない。俺が送ったのは Word98 ファイルなので、Word マクロかと思うのだが。誤報かな。 ----------------------  12 時半終了。疲れた。HKが送ってくれた日韓戦を見ながら 57000 以上の ファイルを再度ウイルスチェック。やっぱりウイルスはどこにもない。よし。  前半終了、韓国が本領を発揮しまくっており、速くてメリハリがあって面白 い。やっぱりベテランフルメンバーを揃えただけのことはあるよなあ、このチー ム。対する日本は、選手が皆韓国なんぞには負けないと思って格上の試合をやっ ている。その態度はいいのだが、クサビのパスがカットされつぶされまくって いるのが腹立たしい。あれだけカットされているのだから、もう少し中盤でボー ルを落ち着かせてほしい。やっぱりウィングが名波・望月とそれぞれ本職じゃ ないから、あそこでボールを有効に使えないのかもなあと思う。  後半は韓国の脚が止まり、日本のパスがつながり、趨勢は逆となる。が中田 が何発か打ったほかは決定的なチャンスができず、ミドルで1点を失い負け。 敗因はといえば点を取れなかったことに尽き、それはトルシエの無策もたしか にある。サイドが有効に使えないことがずぅ〜〜っと続いているのだから、そ こをなんとかしてほしい。4-2-2 時代の相馬と柳本の方がサイドをえぐること に成功していたのはなぜなんだろう。
■ 00/05/05(金) 12:47:31 □ ニュージーランド戦
 オリンピック代表ニュージーランド戦。このチームは本当にうまいなあ。あ のユース大会の夢のパス回しが甦ってきている(ユースから上がった選手は5 人くらい)。ユース決勝のスペインのように体が強くてうまい相手とやったと きに今度こそは対等に戦えるかどうかが問題なわけだが、とりあえずうまさと 面白さでは世界トップレベルにあるのだろう。2002 年のストライカーは高原 だなという気がした。斜め後ろからのロブを全力で走りながらダイレクトでミー トしてしまう、あの目のよさはアフリカ人並みだ。取った2点ともがすかっと する点だったし。走り回る衛星タイプはたくさんいるが、狭いところで体を張 り少ないチャンスをシュートに持っていける FW はほかにいないんじゃないだ ろうか。  しかしポジションごとに比較していけばフル代表だっていい選手が揃ってい るのだが、どうしてフル代表はあんなに硬直してしまっているのだろうか。1 年前はトルシエが精神的にうまくコントロールできなかった(「U-23 と総入 れ替えだ」なんて口走ったり)のが原因だったと思うが、今年に入ってからは まじめに指導しているように見えるのに。選手が勝負をかける頻度がフル代表 では半分以下だろうと思う。ミスを恐れる気持ちが勝ちすぎてるんじゃないか なあ。もちろんフル代表は相手が強いから、ミスが危機につながる可能性は桁 違いなのだが、チャレンジをしなければ点を取れずにどのみち負けるわけで。 そこをなんとかしてくれよトルシエさん。
■ 00/05/09(火) 11:37:52 □ Prenatal Class
 Mがどーんと産室に入る夢を見た。ああこれですべてが終わるのだ、よかっ たよかったと安堵感を感じていた。10 ヶ月というのは他人のことならあっと いう間なのに、自分のこととなるとたまらんほど長い。  キッツの「自然」ベイビー用品屋でおしめ類の買い物。赤ん坊とはこれほど 大量のおしめを使うのかと愕然とする。夜は初の Prenatal Class(出産講座)。 ----------------------  22:17 全日程終了。ふー。Prenatal Class は前置きが長かったが内容は濃 く充実していた。なんと WELC の元気アイルランド娘Jのお姉さんがクラスに いた。世間は狭い。  しかしここまで9ヶ月頑張ってきていて、最後に究極の頑張りをしないとベ イビーは生まれないんだから、とんでもなくたいへんな作業だなと思う。これ ほど大変なことは人生にほかにないだろう。いろいろと教わるごとに心配は増 すばかり。
■ 00/05/14(日) 13:47:39 □ 四六時中も好きといって
 今日もナイスな天気だが、Mは昨夜から風邪をひき頭痛と不眠でダメだと泣 いており出かけられない。仕方がないのでコーヒーとギターを持ってベッドの 横に座りサザンオールスターズを歌ってやる。今日はなんとなく気候的に SAS な春の日。
■ 00/05/15(月) 11:55:16 □ Port Moody ドライブ
 今日も最高の天気、偶然休みを取っていたLDと共に、Port Moody 近辺の ドライブとなった。Port Moody をぐるりと回り水辺に降りるとすばらしい景 観である。ここで十分きれいなのに、なにゆえ人々は通勤の手間をいとわずギ ブソンとかホワイトロックくんだりまで離れて住むのであろうか。  で帰ると心配した通り3つも仕事の電話が入っていた。これから開始して間 に合いそうなやつだけを引き受ける。飯を作ったら仕事だ。ふー。しかし最近 D 社からは変なビジネス仕事ばかりだわ。コンピュータマニュアル訳よりは内 容があり、面白くないことはないし勉強にもなるのだが、ビジネス界って変に 力みかえった人々の集合だなあと思う。洋の東西を問わず。  それにこうして小さな仕事が「明日締め切り」で飛び込むことが延々と続い ており、仕事を忘れて一日リラックスできることがない。Mに「翌日のスケジュー ルがまったく分からず暮らすのがストレスがたまる」というと、「電話が来て もやりたくなかったら引き受けなけりゃいいじゃない」といわれる。「しかし そうすると、相手が窮地に陥るような気がして」「そんなことあるわけないじゃ ない、そのときはそのときで誰かを探すに決まってるわよ」。―――そうか。 そうかもしれんな。とりあえず断固断わる技術を身につけよう。
■ 00/05/17(水) 14:55:07 □ もっとエルゴノミックなグッドデザインを
 Mは昨日の Prenatal Class 2時限目でもらってきた出産情報を読みながら、 提出する出産プランを立てている。「正直言って、こわいわ」と落ち込んでい る。それは当然であるよ。あのクラスで情報を知れば知るほど俺は怖くなる。  同じクラスにいる超意思的な女性が昨夜、「私は自分との同意なしに医者に なにもさせたくないわ」的なことをいっていた。彼女は講義をカセットテープ に録音しビデオを借りて帰るほど熱心なのだが、彼女のきっとした表情を見て いると、カナダの出産システムは彼女のような人のためにデザインされている んだなとつくづく思う。一種信仰的なまでの母性を感じる。彼女はこの出産プ ランをばしばしとためらくことなく立てているのだろう。  Mも当然主旨としては彼女と同じなのだが、苦痛や危険に対する恐怖がこの ところ徐々に彼女に迫っていることがよく分かる。常人には、出産という一大 事の全体を包括的知識としてまず吸収し、それにより自分がすべてをコントロー ルするというのはけっこうしんどいことなのだと思う。  なにがあっても病院が助けてくれるから任せろ、というのが日本(の田舎?) のシステムの骨子であろうと思われ、それにより選択肢がなくなることにMは 憤っていたのだが、理想のシステム―――いやシステムは現カナダ式で文句な いけど理想のクラスのムードというもの―――は、日カの中間にあるんじゃな いだろうか。「なにがあっても病院が助けてくれるから心配はいらないが、一 応知っておきましょう」というトーンで我らの不安にクッションを詰め込んで ほしい。なにがあっても決心し実行するのは自分だなんてことは当然なのであっ て、俺たちは知識に加えただなにか気休めがほしいのだ。 ----------------------  昨日に続き今日はドクターの特別説明セッションで、待ち時間を含め延々2 時間の説明を受ける。Mは抱えていたさまざまな疑問が解消され人心地ついた 様子。俺もお医者が病院で何をしてくれるかの説明が受けられたので、昨夜よ りははるかに安心できた。  安心できたようだなとMに声をかけてみると、出産が怖い気持ちに変わりは ないという。「だけど、ベイビーが下に降りてきてるとドクターがいってくれ たでしょ。あれで、ああ終わるんだと思ったのよ」。これが本当に終わるんだ と、つくづくほっとしたらしい。まったくである。  これを二度三度と繰り返せるお母さんというのはどういう強い心の持ち主な んだろうか。それとも年若ければもっと楽なんだろうか。Mはここ2週間手に 痺れを感じているのだが、これは血行障害から起きている正真正銘のカーパル トンネルシンドロームなんだそうである。まことにきびしい。自然は女性の身 体を出産用にデザインしたと誰もがいうけれど、「それはエルゴノミックなグッ ドデザインではなくて、ぎりぎり OK というレベルのデザインだよなあ」と、 俺はMに向かってぼやくのであった。もうちょいとなんとかしておいていただ きたかった。

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