Proudly Canadian! (....resident soccer fan ^_^;) DATE : 06-17-96 20:28
 【Proudly Canadian!】というのはTSNのモットーなんですが、サッカー
 のヨーロッパ大会(Euro Cup 96)を見ていてつくづくそう思う毎日です。

  というのは、貧乏TSNは自力で Euro96 の放映権など買えないのでア
 メリカの大スポーツ局 ESPN からフィードを買ってるわけですが、試合の
 半分くらいを自前のアナウンサー+解説者で放送してるんですね。つまり
 大会の半分をアメリカ放送・半分をカナダ放送で僕は見てるわけです。同
 じサッカーを見るのでも、解説が違うとえらい違うんですよ。

  カナダ側はカナダ唯一の (笑) サッカー解説者、質実剛健・フェアプレー
 こそすべてのスコットランド人・Leggat おじさんと、ラテン系の名前をい
 うのに「サ・ピントゥ!」と異常な喜びを見せるカナダ人ヒューモリスト・
 Rauter アナの組み合わせで、実になごやかに放送してるんです。

  対する(って別に戦ってるわけじゃないけど)アメリカ側はアイルラン
 ド人とアメリカ人。この二人がうるさいんですよほんと。たいしたプレー
 でもないのに「打った〜〜〜・オーマイゴッド・ホ―リーカウ・なんたる
 ことのテリフィックなプレー〜〜〜〜っ!!!!!!!」と昔の古館一郎でもここ
 までは騒がんというほどの大騒ぎ。これは本業が、ボールがピンに寄った
 だけで絶叫するゴルフのアナウンサーですね、絶対。

  しかもサッカーにはつきものの誤審っぽいレフェリングがあるともう、
 「この大会で一番下手なのは審判だ!」と延々と猛攻撃。選手がシュートを
 ミスすると、「なんたる損失」「ドナドニは目の前に何エーカーもの緑の
 芝があったのに、ゾラの後ろにパスを入れてしまうなんて!」「tremendous
 oppotunity wasted by the Italians! Look at it! Look at it!」ともう
 尽きることのない猛批判。うるさいよあんたたちほんと、そんなの見てれ
 ば分かるんだから黙ってちょうだい (=_=)。

  作戦についてもうるさく、「なんでそんなに急ぐのか分からないな、点
 差があるんだから時間をとって守ればいいわけで、点を取る必要なんてな
 いのに」だなんて下らないことをいう。

  つまりいいプレーには過剰に絶叫し、自分の気に入らないプレーはひた
 すらこき降ろすという態度で一貫しています。サッカー Newsgroup でもい
 い加減にしろ ESPN と人々に言われてるようです。当然ですね。

    ----------------------
  それが皆さん Proudly Canadian、カナダ組は本当にナイスなのですよ (^_^)。

 『ウェル、もっとうまくやるべきだったねデルピエロ! そして彼はご覧の
 通り自分でそれを分かっていますね』『審判が No といえばそれまでなの
 です、アンラッキーだねジョルディ!』『はは、スーパースターはヘディング
 の競り合いなんてガツガツしたことはしないんだよね、ユーリ!』『いまの
 はビンテージ・クリンズマン、つまりもっとも彼の彼たる「らしい」プレー
 です!』

  とつねに暖かい視線と冷静なウィットがあるわけです。戦術の説明も元
 スコットランド代表選手の Leggat おじさんにはお手の物だし、実に楽し
 い。うーん、えらい違いだカナダと USA サッカーファン、と私は誇らしい
 のでした。......惜しむらくはアメリカでTSNを見られないので、国境
 のこちら側でそんないい解説が行われていることをあちらは誰も知らない
 という事実......(^_^;)。

目次へ(index)