【Journal】バンクーバー・アイランドの旅


■ 02/07/13(土) 15:54:29 □ バラクラビーチ
 隣町のバラクラビーチに行く。萌は今週海ばかりだ。ここは近場でいいのだ が、石ばかりで泳げるようなビーチはまったくなし。BCパークレンジャーと ボランティアの人々が、地域社会のために海辺生物の講習をしてくれた。ま、 要は採らず食べず学ぶだけの潮干狩りであった(この辺の貝は汚染が強く、食 中毒になるので食べられないとのこと)。  バラクラからの帰り道の海辺ロードは快適だった。前がつかえていたので4 速 1500〜2000 のスロー走行だったが、美しいトラクションですいすいと走っ てこられた。シートバックとステップ上の左足で体を保持し、ステアリングは できるだけフリーにしてやるバイク式走行がやっぱりよい。タイトコーナーで のアンダーステアは左足ブレーキを使うとベストなのだが、滑らかに安全に行 く自信がないので、このバイク乗りで腕をフリーにしてよりステアをうまく切 るしかないだろうな。
■ 02/07/14(日) 23:12:47 □ 公園でフリーコンサート
 昼に PoCo の公園でフリーコンサートがあって見に行った。トロントから来 たエジプト移民のボーカリストによるバンドとのことで、なかなかうまく、ジャ ズとエジプト音楽を嫌みなくミックスしている。が、わざわざトロントから呼 ぶほどのバンドという気はしない。Puffy が西海岸音楽祭に来たときに、「バ ンクーバーの音楽シーンは停滞している」という記事を読んだが、こないだカ ナダデーに見た「バンクーバー最古のジグ・バンド」がえらく下手で、こうし てトロントから中堅バンドが呼ばれてきてるあたりも、それに関係しているの だろうか。 ----------------------  夕飯後、機嫌の悪かった萌を庭に連れ出すと、隣家の猫・ティガーのおかげ で一発で機嫌が直った。涼しい日陰の庭を裸足で駆け回る萌。危険な個所はほ とんどないし、うちの庭は本当にありがたい。  萌はもうMいわく「完璧な日本人だわ!」で、「お庭! お庭! 行く! 行くよ! カモン!」と俺を外に引っ張り出し、ティガーを見つけて「ティガ!  いた! おいで! おいで! かーわいー! すごい!」と、パーフェクト な日本語を喋っている。英語もほぼ同量喋れるわけで、英語はMとの会話で使 う生活用語をメインに、俺とは遊び用語を主に覚えているのだ。えらいなあ。
■ 02/07/16(火) 11:47:58 □ オイル交換
 オイル交換、修理屋 Midas に車を預けた。カフェでマフィンを食べ、じっ くり待つのみ。Midas は気軽でいいのだが、仕事を頼むときにおっちゃんがい つも気ぜわで、細かいことを聞いてくれないのが難である。ま、今日は技術を 要するような仕事ではないので、心配はいらない。  車がリフトアップされ下回りをチェックしているので、行って一緒に見てみ ると、こないだ気づいたオイル漏れはベルトカバーとクランクケースとの継ぎ 目からだった。クランクシールか。「そんなに古い車じゃないだろうに」とい われやや情けなかったが、距離は行ってるからなあ。こればかりは仕方がない のかもしれない(※)。ま、エンジンオイルであることがはっきりし場所も分 かれば故障につながる不安はほとんどないので、これから気をつけていくよと いうとおっちゃんも同意していた。 (※)あとで Web を検索すると、96 年式くらいまでの EJ25 エン ジンは、10 〜 15 万キロでどうしてもシールがへたるのだ とのこと。タイミングベルト交換時に同時にシールを交換し てしまえば、費用はかからないらしい。 ----------------------  終了。やや静かになり圧縮が上がってトルクフルになり、タイヤローテーショ ンでハンドリングがかちっと軽快になった車を流して帰る。必要なものがない かとMにわざわざ訊ねて、スーパーまでテストドライブ。スーパー横の低速S 字をくるりっとターンして買い物。―――美しい。苦手のタイトコーナーも文 句なく滑らかに曲がれるよう腕が上がってきた。だけどバイク的前傾姿勢で上 体をインに傾けすぎて、首まで傾げている。視界がブレてしまう。首を垂直に 立てたいのだが、これが難しい。  バイクというのは自分の足や自転車の延長にあって、すべてを本能的に合理 的にやれば即気持ちよくなれるものなのだが、車は細かい動作を意識化して練 習しないと気持ちよく走れないのが難しい。
■ 02/07/18(木) 11:48:57 □ 突如アクエリアム
 昨夜泊まった甥のBTを連れて、突如アクエリアムに行った。 萌にとって まさに最高の一日で、それを見る俺たちも実に幸せな一日であった 。やっぱ り動物園や水族館は楽しい。
■ 02/07/25(木) 10:45:29 □ スイートなやつ
 萌を寝かせに散歩。今日はそんなに暑くない。うちの裏の通りの家に New Mini があった。ちょうどその家のおじさんがハローと声をかけてきたので、 「これが New Mini なの?」と聞くと、うれしそうに「そうさ、スイートなや つだぜ」と満面の笑みを浮かべていた。そうかスイートなのか。たしかにスパ ルタンなスポーツカーに乗るよりは、こっちの方が毎日がはるかに楽しいだろ う。帰りにちょうどそのおじさんが交差点を曲がっているところに出くわし、 親指を立てるとまたニカーと笑って曲がっていった。
■ 02/07/31(水) 14:32:32 □ クマの国
 萌を遊びに連れ出してくれといわれ、それではとそそくさとランチを用意し て前から行きたかったミネカダパークへ萌を連れてゴー。途中からフラットな ダートになっていた。30km/h くらいでアクセルをやや多めに踏み込みつつ曲 がってみると、おお! 見事にスライドする〜! ほんの数センチだろうが、 フロントはしっかりと向きを変えつつ 5cm、リアが 10cm という感じできれい に流れてくれた。美しい。4WD なのにちゃんとリアが多めに流れるところが泣 かせる。そうかこれがスバル Beauty of All Wheel Drive なのねと感動して しまった。こりゃダートで攻めたら面白いだろうなあ。レガシィ Outback が にわかに欲しくなる。  程なくパーキングがあった。が、人っ子ひとりいない。案内版には「おまえ は今クマの国にいる、そのことをゆめゆめ忘れないように」とのサインが大量 に貼ってある。うーむ ^_^;。森に分け行っていく度胸はなし。車の中にラン チを広げ、ときおりホーンを鳴らしてクマを追い散らしながらモグモグといた だいた。萌はピクニックが好きなのでこれでも十分楽しそうであった。
■ 02/08/09(金) 18:35:25 □ Aldergrove 動物園
 Mが昨夜眠れなかった、とても仕事にならんからいっそ Zoo へ行こうとい い、急遽往復 100km の Aldergrove 動物園に行ってきた。動物園は広いわり には動物が少なく、また少ない割にそれぞれの住環境が恵まれているわけでも なく(木と水が少ない)、暑い田舎の草っ原を遠くに動物を認めつつただただ 歩いていたという印象が残る。動物たちの状態も日本のメジャー動物園と比べ るとよくなくて(たぶん野生動物ケアではカナダが、動物園ケアでは日本のほ うが熱心なのだろう)、Mは終始かわいそうだかわいそうだと言っていた。ま あたしかにそう。快適そうなのは、BCの雨沼環境がピタリと体に合う、北米 原産のバイソン一族だけだった。  しかし萌はみんなで外出するということ自体がうれしいようで、終日ご機嫌 だったけど、動物にはあまり興味を示していなかった。TV や本で象を見ると 「ぞうさん!」と喜ぶくせに、本物を見てもさほど興奮しないのである。なん でかしら。単にほとんどの動物が遠かったからかな。
■ 02/08/11(日) 11:33:50 □ かなしい知らせ
 昨夜、Mのアフリカ・マラウィ時代の同僚教師Kが危篤というショッキング な知らせが跳び込んできた。まだ意識があるというので、では皆で会いに行こ うと明日急遽ビクトリアへ行くことになる。  バンクーバー・アイランドの宿泊情報をMがサーチする間、萌と Lincoln パークへ。ここは晴れた日でも必ず日陰があるので、現在のところうちのメイ ンパークである。おにぎりを食べて1時間ほど遊ぶ。晴れて風は涼しく、悪い 予感のかけらもないさ。Kはまだ 60 前なのだそうである。その年で、この世 界からいなくなるというのは、たまらなく悲しいだろうなどと考える。考えて みれば俺も、そうした年になるのはもうそんなに先のことでもない。
Aug 12(月) 0:03 pm □ バンクーバー・アイランド
 11 時のフェリーを目指して出発し、10分前には着いたのだが混んでいて 2時間待ちとなった。まあ幸い Tswassen フェリー乗り場は水上にあるので非 常に涼しく、車の中でパンなどかじりつつのんびりと待つ。  ボートの上でMは、どんな顔してKに会ったらいいのかしらと考え込んでい る。わからん。とにかく落ち着いた態度で行くのがいいのだろうなあ。でもい きなりウワと泣いてしまうかもしれない、俺だったらば。  3時半宿に着く。宿泊地のシドニーは観光地っぽいかわいい町だった。宿は モーテルの非常に快適なスイート(台所つき)。ただ眠るだけのホテルには興 味はないのだが、こういうスイートだとお茶を入れるのもラクでいい。飯を作っ て食べることもできるので、キャンプと同等の快適さを感じる。こりゃいいや と思っていたら、なんと空港がこの町のすぐ近くにあるらしく、すごいジェッ ト音がこだましていた。 ----------------------  飯を食べてからMは病院お見舞いへ、俺たちは公園と海へ行った。萌は海よ りもブランコや砂場のほうが好きなので公園で腰を据えてしまい、なかなか海 は見られず。やっとこさ説得して浜に降りてみると、やっぱりメインランド側 と同じく小砂利とワカメと冷水の海で、ここでもスイミングは無理。残念。  まあともあれ萌は大ハッピーであった。Mとも話すのだが、萌は旅行が好き だよな。まあ子供はみんなそうなのかもしれないが、いつもと違った場所で遊 ぶことをすごくエンジョイしている。このモーテルじゃいつものビデオもない しオモチャも少ししか持ってきてないのだが、それでも非常にハッピーにずっ と歌を歌っている。ラブリイ。  モーテルの前庭が芝生になっていたので萌と遊んでいると、病院からMが帰 る。想像したよりもKはしっかりしていたのだが、なにか話をしてと頼まれた Mが話し続けると、みるみる疲れてしまったのだそうだ。それでMがまた明日 来るわねというと、行かないでくれと手を握りしめるのだという。なんと言っ たらいいのか分からない。そんな中でMは、とにかくなにも考えないことにし て最後まで平静を保ち、喋り続けたのだとのことだった。帰ってからもずっと 眠るまで、Mは顔がこわばっていた。
Aug 13(火) 7:37 am □ バタフライセンターとビクトリア
 ベッドに慣れず体が痛いのでMも俺も目が覚めてしまった。MはやはりKの ことを考えてしまい、それもあって眠れないのだろう。「あたしたちは死んだ らどうなるのかしら。なにか命の意味のようなものが残ってほしいわ」。まあ、 そりゃ萌だな。 ----------------------  9時半に早くも出発、まずはバタフライセンターへ。たいしたこたないだろ うと思っていたが、今まで行ったトロピカル温室関係で最も猛然と霧を吹くドー ムになっており、したがって蝶たちの数と元気さもこれまで見た中で最強だっ た。いくつかの蝶は本当に美しい。White なんとかニンフという蝶のグライド 飛行法にうっとりとした。萌も大ハッピー。  ハイウェイを外れればアップダウンとカーブのいい道がありまくるのだが、 今回はハイウェイだけでビクトリアへ。残念。ビクトリアは有名な議事堂のあ るウォーターフロントがナイスだけど、バンクーバーと特に変わらない。今日 はこの夏最高の晴れ日、無茶苦茶暑い。 ----------------------  休んで水族館を見てから病院へ向かう。予定通り萌が寝てしまったので木陰 で寝かせて、見舞いをするMを待つ。日陰では 28 度くらいで過ごしやすいの だが、陽射しが強力過ぎる真夏日である。  結局Kの治療時間とかち合ってしまい、今日Mはちゃんと見舞いをできなかっ た。窓ごしに萌を見せてやろうと俺も行き病室の外に回ってみると、Kはベッ ドから半身を起こして手を振っていた。今にも死んでしまいそうな身の上とは 思えないではないか、と気持ちが明るくなるのだが、だが実際は本当に衰弱し ており、治療の合間は眠ってばかりいるらしい。  朝7時に目が覚めてしまった俺が疲れていると分かっていたのか、帰りはM が運転してくれた。片道 30 キロのハイウェイラン、後席はもう超快適で、な ごみの極致でやがて俺は寝てしまった。
Aug 14(水) 8:09 am □ 日本の雑駁な海水浴場風景を想う
 公園で萌と遊んでいると、最後のお見舞いに行っていたMが戻る。20 分ほ ど話しただけでKは疲れてしまったから、「また来るわね」といって戻ったの だという。「実際いまの容体なら、もう一度1人で来れるかもしれないわ」。 うむ、そうしたらいいよ。  さっと荷造りをして11時に出て12時のフェリーに間に合った。チケット はギブソン同様往復料金だろうと思っていたのだがなんと片道 $50。高い (;_ ;)。こうしてフェリーから島影を眺めていると美しいが、泳げる海と葉の生い 茂る広葉樹の森だったら、もっとずっといいだろうなあと思い、周りの人々ほ ど俺はうっとりしない。なにが違うんだろう。自分でも分からない。単に日本 の雑駁な海水浴場風景が懐かしいのかな。
■ 02/08/16(金) 13:50:25 □ 萌のベッド購入
 萌のベッドを買いに IKEA へ。ベイビーベッド卒業である。ここは萌と一緒 に来ると非常に楽しい。まあ俺は自分が欲しいものを見ることはできないのだ が、萌にとっては遊園地に等しいほどさまざまな面白いものに満ちている。実 際トーイショップよりもここの方が、萌にとっては楽しいと思う。  組み立て式ベッドは箱の長さが2mを大きく超えており、いっぺん戻って皆 を降ろしてから俺だけ取りに戻る。フロントシートも倒さないと入らないなと思っ たのだが、後席をたたむだけで余裕で収まった。レガシィの収容能力はすばら しい。 ----------------------  Lougheed Hiway でのレガシィは素晴らしい走り。引き手の手のひらにトラ クションを感じて走るカーブの味わいのよさに満足する。PoCo コーナーでは 行き帰りともギリリと攻める。苦手とする左コーナーでも我ながら納得するフォー ムと目線で完璧なラインをトレースできた。ベリーナイス。  なんだかバイク時代とほぼ同等にレガシィのコーナリングに燃えているなー。 峠に行かないと気持ちよくなかった TZR と違い、レガシィは低い速度でもゆ るいカーブでもそれなりに楽しい。購入時の目標である RZ のような楽しさを 味わえている。
■ 02/08/17(土) 15:15:30 □ 近所コンサート
 去年近所のおっちゃん連がブルーズをやった家から、今年は明らかにクオリ ティの違う音楽が聞こえてきた。あわてて萌を連れていってみると、ジャニス ジョップリンみたいな元気なおねえちゃんが歌いまくる、どこか古っぽい音を 出すなかなかいいバンドだった。萌と大喜びでダンスする。曲とアレンジがきっ ちりと凝っており、カバーをまったくやらないのでこりゃプロだなと思って主 催者らしき人に聞くと、やはりそうだとのこと。「今に有名になるわよお」と いっていた。曲がチトつまらないので有名になるのはチト難しいと思うが、去 年のガレージブルーズバンドから見たら大躍進である。どういう催し物なのこ れはと聞いてみると、近所の有志が募金を募って地域のフェスティバルとして やってるんだそうだ。それはすばらしい。カナダはお祭りがないからなあ。  しかしどうやらもう涼しくなってしまったようだ。夏の盛りは過ぎてしまっ たという、涼しい風が宵口から吹いている。  萌と風呂に入っているとまた音楽が聞こえてきて、お 2nd セットをやって るなと思ったら、今度は男が歌う「スイートジェーン」だった。おおカナダに もヴェルベット好きがいるのかと驚いておお慌てで体を拭いまた行ってみると、 さっきとは別のアマチュアバンドなのであった。ヘロヘロに下手なのだが、やっ ぱりカバーバンドというのは楽しい。知ってる曲が多いというのもあるが、誰 かがカバーする曲というのはやっぱり、知らなくてもいい歌が多いのである。 さっきのプロよりも楽曲がいいのだ。  驚いたのは、ボーカルの男が本当にルー・リードそっくりの声であることで、 ちょっと音痴なのだが実にいい声なのだ。昼間のバンドのおねえちゃんもジャ ニスジョップリンそっくりの声だったし。日本にはいい歌を作るミュージシャ ンは多いが、こんな声が出る人はまったくいないわけで、お国柄が違うなあ。 カナダにはほんと、声のいい人が多い。
■ 02/08/20(火) 10:07:30 □ やっぱり修士論文って大変
 ついに曇り寒くなった。Mがここまで書き進めてきた論文に、論理的な穴が あるとWD教授が言っているらしく、Mが全部書き直しかと真っ青になってい る。うーむ、やっぱり修士論文って大学の卒業論文なんぞとは別物なのね。  萌が朝新しいベッドから落ちてしまった。すぐに寝たので大丈夫かと思った ら、朝見ると大きなコブができている。ベッドサイドテーブルに頭をぶつけた のだろう。フェンスを作ってやろう。  また最近萌が「poop(うんち)」と自己申告を始め、今日などトイレに座り たがる素振りまで見せたので、トレーニングトイレを買った。日本のおまるの ようにハンドルがついてないのが残念だが(こっちのベイビーは膝の上に手を 置くのだろうか?)、なかなかよさそう。 ----------------------  最近毎日夕方萌は、向かいのEM、KL(その他の子は名前が分からない) たちと遊ぶことになっている。今日からはもうすっかり溶け込んで、一番若年 ゆえ輪の中心となっており、めちゃ楽しそう。だがしかしそれを見ている俺は、 なんかビッグキッズに混じった萌がどたんと転んで泣くんじゃないかなどと気 を遣い、一人遊びさせているときよりも疲れてしまう。それにさあおしまいと 言って家に帰るのが毎日一苦労。こりゃ頭痛の種だわい。だがまあこれが子供 のライフなのだから仕方がない。
■ 02/08/27(火) 12:10:15 □ 近所のガールズ
 萌を連れて夕方近所の子供らと遊ぶのがほんとに日課になってしまった。萌 は夕方になると窓から表をチェックしていて、彼女らの姿が見えると「ガール ズ!」といって外出を要求するのである。連れて行けない理由がないので連れ て行くしかない(苦笑)。萌の遊び言葉ボキャブラリは日本語が多いので、他 の子たちと遊ぶときには俺が通訳をしてやらなければならない。通訳するのと 同時に萌にはその言葉の英語バージョンを伝えているので、徐々に両方分かる ようになるはず。この方法で「ヒコーキ」と「エアプレーン」を今日覚えたし。  それらの子供たちの方も萌と俺のことに興味しんしんなようで、今日などは 俺が英語を話せ、カナダの大人とは違った受け答えをするのが面白いからなの か、狂騒的に興奮して鬼ごっこだの3目並べだのひっぱたきだのオンブだのと あれこれと俺に遊びを仕掛けてきて、私ゃしまいには疲れてしまったよ。そん な中でも落ち着いて、しっかりとチョーク遊びを続けている萌はえらいと思う。

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